MINAMI WHEEL 2012 3日目

2日連続でオールできる年でもないので、ゆっくり寝てから3日目。

The denkibran @ DROP
関西を中心に活動するスリーピース。ビートルズ＋αな音楽性というので聴いてみたけれど、なるほどオールドスクールな歌モノロックでありつつ、やっぱり今現在のスタイルでフィルター通した感じ。ビートルズを意識してるとなるとスノッビーなバンドなのかしらと一瞬構えるけども、普通にポップロックとして良かった。メンバーみんな30過ぎらしいけど若々しくて垢抜けない感じで好印象でした。

(M)otocompo @ DROP
白黒のボーダーシャツで揃えた4人組。スカとエレクトロでスカトロだ！という思いつき一発の心意気でスカ調の軽快な曲をシンセで演奏。全員がポンコツのロボットみたいな動きで演劇チックなパフォーマンスをするなど、色んな意味でニューウェーブ。途中では笑点のテーマや少女時代のカヴァーも演るなど目一杯遊びながら、古き良きシンセポップへの愛着を工夫した見せ方で鳴らす。でもアー写では MADNESS のムカデダンスやってたりして、スカも普通に好きなんだろうな。非常に楽しかったです。

でんぱ組.inc 見たかったけどね…。

このあと続けて DROP でサイプレス上野とロベルト吉野見るけども、若干客層がアウェイなのかライブしながらノリ具合を様子見してるところがあって、今まで見た時よりもなんかヌルい感あったので途中退出。となりの FANJ twice で見た ZEPTONIA 、爆音シューゲイザーとギラギラしたエレクトロニカとヴィジュアル系風のパフォーマンス取り入れた、俺得としか言いようのない音楽性でえらい格好良かった。1曲程度しか見れなかったけど、これはちょっとチェックしておきたい所存。

BUGY CRAXONE @ FANJ
渋滞で遅刻しそうになったブージーちゃん。ちと客入りは厳しかったな…。 FANJ って一番東の外れにあるからブラリと立ち寄るってことがまず無いもんな。彼女らに関しては細かいことは不要。以前に比べると若干ユルくなった気もするけど、女性らしい優しさを見せつつも媚びたりしない素直なロックンロールで格好良かったです。 「ハレルヤ」 は新しい代表曲として成長していきそうな良い曲。

東京女子流見たかったけどね…。

ヤーチャイカ @ FANJ
大阪でライブするのはこれが初めての4人組。明るそうで暗そう、暖かそうで冷たそう、優しそうで怖そうな、何とも捉えどころのないメロディ感覚/コード感覚を持ったバンドだと思いました。何処となくファンタジックでもあるし、深い森の中を彷徨うような寂しさ、ミステリアスな感覚もあり、昭和歌謡風のエッセンスも微妙に垣間見える。何となく OGRE YOU ASSHOLE を思い出したけども全然別物であるとも思う。ひたすら正体をはぐらかされてるような得体の知れない感覚が漂う、けれども普通に歌モノとして聴ける。何なんだろうこの魅力は。大きな伸びしろも感じさせるのでこれもチェックしておきたいです。

という感じで、アイドル勢は逐一拾っていくつもりだったのにまるで見れませんでした。だってことごとく早いうちから入場規制なんだもん。気合い入ったファン多すぎ。まーでもそれなりにめっけもんもあったので満足です。